ダブルヒーロー制の是非。
ずっと趣味の話をしていて、このページは “と~かぃ” の
仕事なりを記す場所ではないのか、という疑問があるかとは思います。
、、、そんなことは気にしませんけどね←
このページの最初のほうの記事で、「ロックマンゼロ コレクション(NDS)」を紹介しました。
その作品の正当なシリーズ続編として「ロックマンゼクス(NDS)」、
そして「ロックマンゼクス アドベント(NDS)」というタイトルが発売されています。
両作品とも、基本的な作品概念(設定)などを「ゼロシリーズ(GBA)」から踏襲しており、
過去作をプレイしているかによって、ある程度は楽しめる要素が用意されています。
そしてこの新たな「ゼクスシリーズ(NDS)」ではシステムのポイントとして、
“男女ふたりの主人公を選択できる”という形を取っています。
これはPS時代に於ける、「ロックマンX4」にもあったシステムですね。
“ステージ構成がゼロ寄りである”ということを除けば、
遠距離のエックス・近距離のゼロとして差別化を図っていました。
しかしながら最新の「ゼクスシリーズ(NDS)」に於いて
その男女の主人公である両者の違いは、非常に分かりづらいモノとなっています。
敢えて両者の名前を明記するほどの違いはありません。
細かくプレイすれば、“走る(泳ぐ)速度・ヒットバックの距離・ハシゴの昇降”などに
微妙な差をつけていることくらいが、操作する上での違いです。
後はシナリオ(台詞など)は違いを設けていますが、基本的にストーリは同じ。
得られる能力や、シナリオの進行などに違いは全くありません。
これでは、わざわざ主人公をふたり出すことの必要性を欠いてしまい、
それぞれのキャラクタの魅力を引きだす上でも、効果的なシステムとは言えません。
それに対して公式のイラストなどでは、男女の主人公によって
変身(ロック・オン)するモデルに違いを付けており、それを推す声も少なくありません。
そもそも過去の「ロックマンX4」との明確な違いは、片方の主人公を選択したとき、
もう片方の主人公はいないということです。
多少なり設定の違いはあれど両者に与えられるキャラの位置づけは、変わりありません。
例を加えるなら「エックスシリーズ」に関しては、後続の作品である
「ロックマンX2 ソウルイレイザー(GBC)」にてダブルヒーローシステムを更に昇華しています。
最初に両者を選択させてゲーム開始。
そこで選択できるステージは両者で違いが設けられており、両方をクリアすることで
改めて“全てのステージを選択できる”ゲームモードが開放されます。
一見すると大したシステムとも言いがたいですが、
両者の違いを明確にしようとする試行錯誤が見てとれる点は評価できます。
尤も、「ロックマンX7」以降はダブルヒーロー制を単純に組みこんで、
操作性の違いをより先鋭にすることで、キャラクタに特色を持たせたシステムを採用していますが。
(確かに致命的な作品ではありますが、「X7なんて無かった」などと私は言いません。)
しかしながら「ゼクスシリーズ(NDS)」に関しては明確な違いを設けることが出来ず、
あまつさえ排他的な主人公選択によって、意味あいそのものが薄くなっています。
(それを言うなら、このシリーズは最初からダブルヒーローシステムなどと銘打ってはいませんが)
ましてや「ロックマンゼクス アドベント(NDS)」にて追加されたシステムはと言えば、
変身(トランス・オン)という“ボスキャラクタを操作”できるモノ。
しかしそれがステージ構成と見事にマッチせず、変身する場合はトラップの解除など
「変身しなければ行けない」箇所が多くを占めて逆にストレスの溜まる結果となりました。
その結果、モデルAという新たな変身(ロック・オン)を得た以外は、
前作で変身できたモデルばかりが軒を連ねる、変化の無さを露呈しています。
「ロックマンゼクス アドベント(NDS)」の主人公両者は、前作に比べると
「レイストーム」に類似する、ホーミングショットやチャージバスターを採用しています。
(いますが、その結果は“片方の不便さを誇張する”という不甲斐ないものでした)
私の個人的な結論としては、排他的である主人公選択式に意味を持たせられていない
「ゼクスシリーズ(NDS)」は、“なかなかクセのあるタイトルである”ということです。
語弊を恐れずに言えば、「ゼロシリーズ(GBA)」を捨てきれていません。
両者の存在が排他的でなければ、前回紹介した「デュープリズム」のように
操作の違いも付けられますし、効果的な演出や物語の差を構築することも可能になります。
容量が問題であるとするならば、そもそもフルボイスを望むユーザーは少ないですし、
効果の薄い“勘違いハイクオリティアニメ”を挿入するくらいなら(ry 色々と取れる手段はあると思います。
以上の結果が要因であるかはさておいて、現在「ゼクスシリーズ(NDS)」の続編は未定です。
制作元のインティ・クリエイツも「ロックマン9・10」などで「ロックマンシリーズ」に関わっていますが、
他のタイトルにも携わっており、見込みの無い作品の続編を制作する余裕は無さそうです。
それでも、PSP版やアーカイブス、その他タイトルへのゲスト出演などで
辛うじて生きながらえている「ロックマンDASHシリーズ」も、「DASH3」を待ち望む声は少なくありません。
(一部では、完結している「ゼロシリーズ(GBA)」の続編、「ロックマンゼロ5」を期待するフリークも居るようですが)
今現在、韓国メーカーとの共同開発が進んでいる「ロックマンオンライン」ですが、
台湾や中国は視野に入れているようですが、日本での展開は未定という体たらくです。
他には、有賀ヒトシさん著作の「ロックマンギガミックス」第3巻の発売が控えていますし、
「マーヴルVSカプコン3」への出演も、可能性の無い話とは言えません。
私たちロックマンフリークが← 信じていれば、きっと作品は生まれることでしょう。
仕事なりを記す場所ではないのか、という疑問があるかとは思います。
、、、そんなことは気にしませんけどね←
このページの最初のほうの記事で、「ロックマンゼロ コレクション(NDS)」を紹介しました。
ロックマン ゼロ コレクション (2010/06/10) Nintendo DS |
その作品の正当なシリーズ続編として「ロックマンゼクス(NDS)」、
そして「ロックマンゼクス アドベント(NDS)」というタイトルが発売されています。
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両作品とも、基本的な作品概念(設定)などを「ゼロシリーズ(GBA)」から踏襲しており、
過去作をプレイしているかによって、ある程度は楽しめる要素が用意されています。
そしてこの新たな「ゼクスシリーズ(NDS)」ではシステムのポイントとして、
“男女ふたりの主人公を選択できる”という形を取っています。
これはPS時代に於ける、「ロックマンX4」にもあったシステムですね。
“ステージ構成がゼロ寄りである”ということを除けば、
遠距離のエックス・近距離のゼロとして差別化を図っていました。
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しかしながら最新の「ゼクスシリーズ(NDS)」に於いて
その男女の主人公である両者の違いは、非常に分かりづらいモノとなっています。
敢えて両者の名前を明記するほどの違いはありません。
細かくプレイすれば、“走る(泳ぐ)速度・ヒットバックの距離・ハシゴの昇降”などに
微妙な差をつけていることくらいが、操作する上での違いです。
後はシナリオ(台詞など)は違いを設けていますが、基本的にストーリは同じ。
得られる能力や、シナリオの進行などに違いは全くありません。
これでは、わざわざ主人公をふたり出すことの必要性を欠いてしまい、
それぞれのキャラクタの魅力を引きだす上でも、効果的なシステムとは言えません。
それに対して公式のイラストなどでは、男女の主人公によって
変身(ロック・オン)するモデルに違いを付けており、それを推す声も少なくありません。
そもそも過去の「ロックマンX4」との明確な違いは、片方の主人公を選択したとき、
もう片方の主人公はいないということです。
多少なり設定の違いはあれど両者に与えられるキャラの位置づけは、変わりありません。
例を加えるなら「エックスシリーズ」に関しては、後続の作品である
「ロックマンX2 ソウルイレイザー(GBC)」にてダブルヒーローシステムを更に昇華しています。
ロックマンX2 ソウルイレイザー (2001/07/19) GAMEBOY COLOR |
最初に両者を選択させてゲーム開始。
そこで選択できるステージは両者で違いが設けられており、両方をクリアすることで
改めて“全てのステージを選択できる”ゲームモードが開放されます。
一見すると大したシステムとも言いがたいですが、
両者の違いを明確にしようとする試行錯誤が見てとれる点は評価できます。
尤も、「ロックマンX7」以降はダブルヒーロー制を単純に組みこんで、
操作性の違いをより先鋭にすることで、キャラクタに特色を持たせたシステムを採用していますが。
しかしながら「ゼクスシリーズ(NDS)」に関しては明確な違いを設けることが出来ず、
あまつさえ排他的な主人公選択によって、意味あいそのものが薄くなっています。
(それを言うなら、このシリーズは最初からダブルヒーローシステムなどと銘打ってはいませんが)
ましてや「ロックマンゼクス アドベント(NDS)」にて追加されたシステムはと言えば、
変身(トランス・オン)という“ボスキャラクタを操作”できるモノ。
しかしそれがステージ構成と見事にマッチせず、変身する場合はトラップの解除など
「変身しなければ行けない」箇所が多くを占めて逆にストレスの溜まる結果となりました。
その結果、モデルAという新たな変身(ロック・オン)を得た以外は、
前作で変身できたモデルばかりが軒を連ねる、変化の無さを露呈しています。
「ロックマンゼクス アドベント(NDS)」の主人公両者は、前作に比べると
私の個人的な結論としては、排他的である主人公選択式に意味を持たせられていない
「ゼクスシリーズ(NDS)」は、“なかなかクセのあるタイトルである”ということです。
語弊を恐れずに言えば、「ゼロシリーズ(GBA)」を捨てきれていません。
両者の存在が排他的でなければ、前回紹介した「デュープリズム」のように
操作の違いも付けられますし、効果的な演出や物語の差を構築することも可能になります。
容量が問題であるとするならば、そもそもフルボイスを望むユーザーは少ないですし、
以上の結果が要因であるかはさておいて、現在「ゼクスシリーズ(NDS)」の続編は未定です。
制作元のインティ・クリエイツも「ロックマン9・10」などで「ロックマンシリーズ」に関わっていますが、
他のタイトルにも携わっており、
それでも、PSP版やアーカイブス、その他タイトルへのゲスト出演などで
辛うじて生きながらえている「ロックマンDASHシリーズ」も、「DASH3」を待ち望む声は少なくありません。
(一部では、完結している「ゼロシリーズ(GBA)」の続編、「ロックマンゼロ5」を期待するフリークも居るようですが)
今現在、韓国メーカーとの共同開発が進んでいる「ロックマンオンライン」ですが、
台湾や中国は視野に入れているようですが、日本での展開は未定
他には、有賀ヒトシさん著作の「ロックマンギガミックス」第3巻の発売が控えていますし、
「マーヴルVSカプコン3」への出演も、可能性の無い話とは言えません。
私たちロックマンフリークが← 信じていれば、きっと作品は生まれることでしょう。