フェラチオのお話。その01
―――――― ぷろじぇくと愉しいセックス フェラチオのお話。その01
「すんすん……ふふっ、こんなにもイヤらしいニオイさせちゃって…さかってるのかなぁ?」
「…それは、君も同じじゃないのかな。俺の息子のことを、そんな嬉しそうに嗅いじゃってさ」
うん、そうみたい。盛(さか)っちゃってるのは私のほう。今までデータでしかない存在だった私には、久しぶりに感じる旦那の体温やニオイ、声、それら全ての感覚に興奮を覚えていた。まるで犬みたいにじゃれついてるけど、今くらいは許してほしいな。
「スーツ越しでも、貴方の温かさを感じるの……それが嬉しくて仕方ないんだもん…♪ やっと私、身体を手に入れたんだって…元とは違って、ちょっと幼すぎるけど」
「でも俺は新鮮で嬉しいよ。画像や動画でしか知らなかった、子どもの頃の君に会えたんだから」
「ふふっ。嬉しいこと言ってくれるじゃない。これは……サービスしてあげないとダメかな?」
身体こそこんなに小さいのは知らなかったけど、幼い頃の私にそっくりな顔をしてるのは前に私も見てたから知ってる。そんな無垢な頃の……ううん、ちょっとませてた私が、どんな顔で旦那のことを誘惑してるか、手に取るように分かっちゃう。
「あむぅ……んふふ、じぃ~~~っ♪」
口で咥えたファスナーを完全に下ろして、貴方のおちんちんが動かしやすいようにしちゃう。ベトベトとした汗のフェロモンとはまた違う、直接的な“オスのニオイ”がそこから漏れだしてきた。何度も味わったことのある、精のスメル。
肉棒のテントが更に誇張されて、もう下着から飛びだしてきそう。待っててね……すぐ自由にしてあげるから…。
「んん、――んぁあうっ、もぉっ、こんなにも元気に跳ねちゃって、かーわぃんだぁ♪」
ちょっと皮被りの、恥ずかしがり屋さん。それなのに、こんなにも大きくて、とっても気持ちよさそうな大きさ…。あぁもう、口でだなんて我慢できなくなっちゃう…。
「…晄海……」
「…んふふ、そんな切なそうな顔しないでよぉ…。とーっても、気持ちよくしてあげるんだから」
「あむ……んちゅ、んちゅっちゅ、ちゅぷ、ちゅる……んちゅっちゅ」
久しぶりの、愛おしい旦那のおちんちんに、まずはついばむようなキスの嵐。唇の感触が一瞬だけ感じられるような、それでいてキスされてる感覚に酔えるような。んふ、私の興奮を助長させる意味あいが強いんだけどね。
「…まるで、子どもの口付けみたいだね……」
「……好みじゃなかった? 少しずつ強くしていくからね…」
もっと直接の刺激が欲しかったらしい旦那には、不満だったみたい。でも、もう少しこの可愛い肉棒に、愛撫してあげたい。
「…んちゅ、ちゅ、ちゅちゅっ、んむぅう……んちゅっちゅ」
ぷっくり膨らんでるところ。ちょっとそってるところ。裏のほうに隠れちゃってるところ。
「……あむっ、んしょ、んふふ……んしょお……っ」
唇だけを使って、恥ずかしそうに顔を隠してる亀頭を剥いていく。普段はあまり空気に触れない部分がくすぐったいのか、ピクピクと旦那の身体が震えてるのが分かる。上目遣いでもよく見えないけど、一体どんな顔をしてるんだか。
「んむぅう…んんっ、はい、ようやく顔が出てきました~♪ 可愛いおちんちんだねぇ~」
「…あんまり、可愛いって評価は嬉しくないよ。まるで俺のが小さいみたいだ」
もう。ヘンなところでスネちゃって。…そういう強がりなところも嫌いじゃないけどね。
「大丈夫だよ。私の知ってる、貴方の大きなおちんちんなんだから、自信を持って」
それに今の私には、これは大きすぎるもの。思わずおまんこで食べちゃうのが怖いって思うくらいに。でも、その怖い気持ちを上回るほど、これに貫かれてみたいって考えてる自分もいる。
「それじゃあ……改めて、いただきまぁ~す…」
隠れてたところのニオイも、かぐわしい…。すんすん、ニオイを嗅ぐ仕草にまた旦那は笑ってるみたい。この精のスメルが、私のことをとっても興奮させてくれるんだから…。
「んむ、んちゅる……あむぅ……、…んちゅ、ちゅっちゅ…ちゅむぅ……はう、はむはむ…あむあむぅ……」
さっきまでよりも激しいキス。唇の感触を伝えるように、わざと柔らかい部分同士で押しつけ合う。血が巡って膨らんでる亀頭の感触が、久しぶりだ。
「んちゅむ……ちゅる…あふぅ、……ちゅるちゅる、れろ、れろ、えろおぉ……」
少しずつ唾液を舌に含ませて水分を補う。最初の少し亀頭に唇の吸いつく感覚が無くなって、寂しくなる頃に、イヤらしい水音が足されていくんだよ。
「あうう、君の舌……唇、気持ちいいよ……」
「……んふふ、私のくちびるが気持ちいい…? もっとキスしちゃおうかなぁ……、…あむ…、んちゅる、ちゅぷ、れろれろ……ちろぉ…、えぶる……んちゅ、ちゅむ……あむあむ…んふふ、にゅむぅう……」
軽いキスから、唇で亀頭をねぶるみたいに可愛がっていく。ザラザラした舌の感触は、まだお預け。こんな唇の愛撫だけでも、ピクピク反応しちゃうんだから…ホントに男の人って、亀頭が弱いんだね…。
「……はむ、はむあむ…、んぢゅ、ちゅるうぅ……れろ、えろっ、…んっ、ちゅぱ……ちゅぱちゅぱ」
旦那も、そして私も欲しかった強い刺激も、ちゃんとするからね…。
「れろ、えろれろ…んちゅ、ちゅぱ……ちゅるちゅる…んじゅる」
今までの唇での愛撫と違う、口内の粘膜で改めて旦那のおちんちんを可愛がる。血液が溜まって熱い肉棒が敏感な口の粘膜に当たると、それだけでまた興奮してきちゃう。旦那のおちんちん、咥えちゃってるんだ。こんな小さな身体…小さなお口なのに……。
「んれふ……れちゅぅ、んちゅ、んちゅる……じゅるぅ…んちゅぷ、にむにゅむ……あむぅ…」
「……可愛い、可愛いよ…。こんな小さな君が、懸命に俺の息子を咥えてくれてるなんて……前までのフェラチオとはまた違う、凄く興奮する……」
「…ふふっ、こんな倒錯的なフェラチオにハマっちゃったら貴方、危ないよぉ…? 犯罪に手を出しちゃう前に、私のお口でたっぷり、精液を絞りとっちゃわないとね……♪」